レコーディングスタジオ
ボーカル、グランドピアノ、その他楽器(木管楽器・金管楽器・弦楽器など)に対応した高品質レコーディングスタジオです。楽器用の原音忠実な高性能マイク、オールマイティな定番マイクがあります。エンジニア付きプランとセルフレコーディングプランをご用意しています。サービス価格、レコーディング機材リスト、サンプル音源などを公開中です。
当スタジオのレコーディングは、基本32bit float 96kHzのハイレゾリューションオーディオで行います。マイクは主に、50kHzの超高音域まで極めて周波数特性がフラットなEarthworks QTC50mpを使用、96kHzのナイキスト周波数である48kHzまで、楽器本来の響きを正確に、原音忠実にレコーディングします。現在流通されているほとんどの音楽で使用されている、Neumann U87 Aiもございます。このマイクはどんなソースでもきれいに、音楽的に収録できる定番マイクです。

後にDAWソフト等で音を編集して仕上げるための、デッドな音響空間でのレコーディングになります。編集なしでホールのように原音に残響が加わった音を望まれる方にはお勧めできません。残響処理が必要な方は簡易的なミキシングで残響を追加しますので、先にお伝えください。最新のリバーブエフェクトを使用し、世界各国のホールをシミュレートします。また、オーディション・コンクールなどの演奏動画審査で撮影・レコーディングを検討されている方は、動画撮影編集のページもご覧ください。こちらは残響調整などエンジニアによる音響調整が含まれておりますので、高画質・高音質で収録できます。
グランドピアノ以外の楽器は、複数楽器を同時にレコーディングする場合はピアノ室で、それ以外はレコーディング室で行います。ページ下部レコーディングQ&Aもご覧ください。
スタジオ全体間取り図

サンプル音源
無加工と編集済(ミキシング・マスタリング)データです。今後、様々な楽器構成のサンプルを追加していきます。全て32bit float 96kHzでレコーディング、ミキシング・マスタリングはそのまま作業し、最終的に16bit 44.1kHzに落とし込んでいます。数種類のDitherを音源によって使い分けています。
演奏動画・・・スタジオのYoutubeチャンネルです。ミキシング・マスタリング済のレコーディング音源を使用して映像制作しています。こちらもご参照ください。
※ご試聴はオーディオインターフェースの利用、スマホ・タブレットの方はスピーカーやヘッドフォンを推奨します。
プランと料金
1. セルフレコーディングプラン
ピアノ室レンタル料+レコーディングスタジオ機材レンタル料

長時間レコーディングをされたい方で、ご自分で機材の操作ができる方や、外部エンジニアさんにお勧めです。マイクなどのセッティングはお手伝いします。セッティングや片付けに時間がかかりますので、その分の時間を考慮してピアノ室をご予約下さい。ピアノ室のご予約方法は、スタジオ紹介(トップページ)をご覧ください。
レコーディングソフトはPreSonus Studio Oneか、Avid Pro Toolsをご利用ください。ご利用になったことのない方でも直感的に操作できるソフトです。もちろん、最初に操作説明はさせていただきます。開始後にご質問がある場合は、別室のエンジニアを呼んでいただけます。
オーディオインターフェースはRME Babyface Pro FSをメインに、Universal Audio Apolloシリーズを追加して使用しています。機材の詳細は、下記機材レンタル表をご参照ください。
2通りの方法でセルフレコーディング♪
1. セルフレコーディングセット(1回あたり3,000円)をレンタル
こちらはオーディオインターフェース、PC、コンデンサーマイクのセットになります。
2. 機材を持参、足りないものをレンタル
PC、オーディオインターフェースなどをお持ちいただき、コンデンサーマイクのみレンタルすることも可能です。レンタル機材以外はすべてお持ちください。
セルフレコーディングはすべてピアノ室で行います。コントロール室にあるブースはエンジニア付きプランのみとなるため使用できません。ピアノ室もレコーディング向けの音響(デッドな方向)になっておりますが、ボーカルレコーディングなどのために、更にリフレクションフィルターを貸し出ししております。ブースとほぼ同様の環境でレコーディング出来ます。リフレクションフィルターは、何か機材をレンタルしていただいた方のみ無料で貸し出ししています。
当スタジオはセルフレコーディングを推奨しており、今後も貸し出し機材(様々なマイクやアウトボードを検討)を追加していきます。良い機材を安価に使用できるよう考えております。一昔前はレコーディングスタジオの時間当たりの相場は、エンジニアの作業料や施設の使用料がありますのでかなりのものでした。現在は宅録機材の進展によって、レコーディングソフトの操作が可能な方が増えましたので、当スタジオもセルフレコーディングスタジオとして機材のグレードアップを推進していきます。
お見積り例
- <使用例1> ピアノ弾き語り録音3時間使用(平日) オーディオインターフェース4IN以上、PC、マイクプリアンプ持参
Earthworks QTC50mp(ピアノ用)+ Neumann U87Ai(口元用)+平日3時間 = 10,500円(税込) - <使用例2> ピアノ弾き語り録音3時間使用(平日)
セルフレコーディングセット + 平日3時間 = 6,500円(税込) - <使用例3> カルテット録音5時間使用(土日祝)オーディオインターフェース2IN以上、PC持参、マイクプリアンプレンタル
Earthworks QTC50mp + RNP8380 + 土日祝5時間 = 11,300円(税込) - <使用例4> ボーカル録音6時間使用(平日)
Neumann U87Ai + セルフレコーディングセット + 平日6時間 = 13,500円(税込)
2. レコーディングエンジニア付きプラン

・グランドピアノ(YAMAHA C3X)
1時間 5,500円(税込、スタジオ使用料・機材・エンジニア作業料込)

コントロール室とピアノ室は分かれておりますので、レコーディングエンジニアが同室で機材を操作することはありません。集中して演奏していただけます。調律(基準ピッチ442Hz)に関してですが、スタジオオーナーも調律をしておりますので特に必要はありませんが、プロ調律師による調律が必要な方は別途15,000円です。定期的にプロ調律師が調律・整音をしておりますので、前回の調律日(トップページに記載)からご判断ください。
- 6時間パック 25,000円/税込
- 1日貸し切り(12時間まで) 50,000円/税込
<使用例>
練習2時間(平日2,350円)+ レコーディング1時間(5,500円) = 合計3時間7,850円(税込)
・グランドピアノ以外の楽器、ボーカル等
1時間 4,000円(税込、スタジオ使用料・機材・エンジニア作業料込)
基本1対1での収録です。レコーディング室のブースかピアノ室で行います。複数楽器の同時録音はピアノ(リハーサル)室で行います。複数楽器の場合、準備の時間がありますので、2時間以上のご利用をお願いします。
-
ボーカル・楽器(1人) 4時間パック 14,000円/税込(通常16,000円)
4時間ご利用で2,000円割引きになります。Neumann U87 Aiなど最高峰のマイクや、専用ブースが使えるエンジニア付きプランとしてはかなりお得になります。
-
歌ってみた・弾いてみた 1曲仕上げパック 20,000円/税込
1曲完成までサポートするレコーディング・ミキシング・マスタリングのパックです。エンジニアによるデータ編集(ピッチ・リズム補正など)も入れて音を完成させたい方向けです。時間が気になる方や、ミキシング・マスタリング、動画のアップロードまでサポートしてほしい方はこちらをご検討ください。レコーディングが早く終わる方など、場合によっては時間単位でレコーディング+整音をご依頼していただいた方が良い可能性もあります。

・グランドピアノ+他楽器
1時間 6,000円(税込、スタジオ使用料・機材・エンジニア作業料込)
グランドピアノと同時に複数の楽器を収録されたい方向けです。基本ステレオマイク+アンビエンスマイク、編成によってはクローズマイクも加えます。音源のクオリティーを上げたい方は個別レコーディング+整音(波形編集、ミキシング)もご検討ください。下記整音の欄をご覧ください。
・ナレーション
1時間 2,500円(税込、スタジオ使用料・機材・エンジニア作業料込)
歌以外の声のレコーディングのみの場合です。レコーディング室のブースで行います。
・整音(波形編集、ミキシング・マスタリング)
1時間 2,500円~(税込、エンジニア作業基本料、要見積もり)

レコーディングスタジオでは部屋の残響などは収録されないので、ピアニストのホール演奏の音源のような、残響たっぷりの迫力のある音にされたい場合は、整音オプションもご検討ください。ピアノ以外の楽器、ボーカルなどは、音程・リズムのずれなどもピッチ補正ソフトと波形編集で直します。
音源を少しでもクオリティーの高いものにされたい場合ですが、楽器を個別にレコーディングすれば、音程修正など、後から音楽ソフト上でできることが格段に上がります。クラシック楽曲のように演奏家同士のその場の呼吸が大事な場合は難しいかもしれませんが、個別レコーディング+整音もご検討ください。
レコーディング Q&A
Q. レコーディングは初めてです。何時間予約すればいいかわかりません。
エンジニア付きプランでは、マイクの準備や片付けなどの時間はこちらで確保いたします。セルフレコーディングプランでは、ピアノ室のレンタル時間内で準備や片付け作業をお願いします。
エンジニア付きプランは時間当りのサービスになりますので、レコーディング中はどうしても焦ってしまいがちで、普段の実力を出せないこともあるかと思います。ご自分の演奏がどれくらいの時間で収録できそうか、わからなければ少し余裕をもってご依頼ください。例えば5分の曲を10回弾いて1回良い演奏ができるかどうかのレベルであれば、2時間はご予約ください。3回弾いて1回は満足のいく演奏ができるなら、1時間でも複数楽曲をレコーディングできます。また、エンジニアの作業時間も考慮してください。時間が余りましたら、できる限り整音(波形編集)をさせていただきます。
Q. グランドピアノを440Hzで調律できますか?
調律ですが、上げたり下げたりすると調律自体が安定しなくなり、毎日のお客様のご利用に支障をきたすため、当スタジオでは調律を442Hzに固定しています。そのため、440Hzへの変更はできません。
あまりお勧めはしませんが、442Hzでレコーディングした後、データを440Hzにデジタル変換することはできます。当スタジオにはピッチ補正に優れた複数のソフトがございますので、耳で聞いてわからない程度には補正できます。サンプルを制作してみました。 → (グランドピアノの録音データを442Hzから440Hzにデジタル変換)
調律自体は定期的に調律師に依頼していますが、日々スタジオオーナーも調律していますので、整音が気になる方以外は特に調律をする必要はないです。ご不安な方はお問い合わせください。
Q. レコーディング後のデータはどうなりますか?
レコーディング後のデータは基本、SDカードなどの記録媒体をお持ちいただいてコピーするか、ファイル便などのネット経由でお客様にお送りします。その後のデータ保管期間ですが、一定期間経過後に削除していきます。最長1年ほどは保管しておきますが、記録媒体の故障などが100%ないとは言い切れませんので、データをお渡しした後はお客様のほうで管理をお願いいたします。
Q. ファイルフォーマットを指定できますか?
レコーディングの前にお伺いします。ご指定のない場合は32bit float 96kHzで作業しますが、大抵の方は24bit 48kHzで作業されていると思います。ご指定のフォーマットで作業いたします。
Q. レコーディング音源をリリースしたいです。また、歌ってみた(弾いてみた)の動画を作りたいです。レコーディングスタジオで収録をすれば、そのような音になるのでしょうか?
レコーディングスタジオは一般的に音響をデッドな方向にセッティングしています。レコーディングデータに残響を足したり、ほかの楽器と混ぜたりする場合に、原音をドライな状態で収録しないと、部屋の残響成分によってうまく処理できなくなるためです。
世の中に出回っているほぼすべての音源は、波形編集や不要な帯域を削ったり残響を後掛けするなどの、【ミキシング・マスタリング】という工程を踏んでいます。ただ録っただけでは、世の中に出回っているような音にはなりませんのでご注意ください。無加工と編集済のサンプル音源をご用意しておりますので、ご確認ください。特にボーカルの場合は、音程やリズムの修正に膨大な時間がかかります。そのためにミキシングエンジニアが時間を掛けてレコーディングした音源の修正作業をします。もちろん完璧に歌える方はその時間は必要ありませんが、テイクのディレクションの時間は必要です。
ミキシングやマスタリングは基本、後日作業になりますので別途お見積りになりますが、残響調整などはご予約いただいた時間内であれば作業することができます。グランドピアノ単体は残響の有無でだいぶ聞こえ方が変わりますので最初にお伺いします。もちろんデータ納品後に外部エンジニアに依頼していただいても構いません。無加工のパラデータと2mixのデータを両方お渡しします。
レコーディングお問い合わせ
レコーディングのお問い合わせはこちらにお願いいたします。ご依頼内容、ご質問など詳しくご記載ください。無料でお見積り、ご相談させていただきます。(24時間受付、営業時間内返信)