ラヴェル:ソナチネ 第2楽章 メヌエット レコーディングと撮影

前回に引き続き、ピアニストの原久美子さんに演奏していただきました。この曲は私(スタジオオーナー)が好きな曲で、ヴラド・ペルルミュテールのテンポで、というリクエストでお願いしましたが、素晴らしい演奏を聞かせてただきました。さすが、プロのピアニストは違いますね。私もいつか弾けるようになりたいです。是非ご視聴ください。

ravel sonatine menuet さて、冒頭のみ楽曲分析してみました。2つ目の偶成和音はEb7sus4という和音で、現代のポップス音楽の編曲などでは調性感を希薄にしたいときによく使われるおしゃれな和音です。Bbm7/Ebと表記することもできます。冒頭の透明感が素敵です。ほとんどの和音が7度以上の音が追加されていますので、使われている和音のみではジャズ風ともいえますが、楽曲自体は構築美に溢れていますので、まったくジャズではないです。

注目したいのは6小節目ですね。Desから何事もなかったように転調するところ、さすがラヴェル、Gのナチュラルが自然です。最後はわかりやすく反復進行で閉めるところも良いです。ラヴェルの楽曲はとてもおしゃれなのですが、核となる和声進行は古典的で、とても分かりやすい曲が多いのです。そんなところが気に入っています。